矛盾 判断① 〇×△ 基準 評価

矛盾を解消する方法

【嘘】
発言者が嘘をついた

【勘違い】
発言者が勘違いした

【忘却】
発言者が昔あったこと、言ったことを忘れた

【記憶の改竄】
発言者の記憶が書き換わってる

【時間】
アイスは冷たい、そしてアイスは冷たくない
(時間がたったら溶けて冷たくなくなる)

【別の人に対して言う】
医者が、血圧の高い人に対して「もっと血圧下げましょう」
血圧の低い人に対して「もっと血圧上げましょう」

【視点の違い】
白人と黒人は同じ、そして白人と黒人は違う
(白人と黒人は同じ人間、そして肌の色が違う)

【分析、分類】
動物は寒さに強い、そして動物は寒さに弱い
(犬は寒さに強い、猫は寒さに弱い

【基準の曖昧さ】
あれは大きい、あれは小さい
(蟻と比べれば人は大きい。象と比べれば人は小さい)

 

【同じ言葉を違う意味で使う、ある言葉に違う意味づけをする】
頭が良い人は勉強できる人 頭が良い人は説明がうまい人

【複数の具体化】
果物は赤い(りんご) 果物は黄色い(みかん)


矛盾には、そっくりな概念が四つ有る
それは、対立、障害、葛藤、差異

【矛盾】
この矛はどんな盾でも貫ける。この盾はどんな矛でも防げる
この矛でこの盾を突いたら?

【対立】
この矛はとても強くてほとんどの盾を貫ける
この盾はとても強くてほとんどの矛を防げる
この矛と盾がぶつかったら?

【障害】
この矛を手に入れるにはかねが必要。かねを稼ぐにはこの矛を手に入れることが必要
もしくは、矛を手に入れるには先ず盾が必要。盾を手に入れるには先ず矛が必要

【葛藤】
矛を買いたいし、盾も買いたい
もしくは、あの人のことが好きでもあり、嫌いでもある

【差異】
この矛は百万円と推定される。実際には十万円で売られてる
もしくは
彼は、この矛を百万円で買ったと報告した。でも彼は十万円しかもってなかった
つまり、実際には十万円で買ったと言うこと

感情に起こるのが葛藤
現実に起こるのが対立と障害
思考に起こるのが矛盾
発言に起こるのが差異

矛盾は現実には発生しない
ただ思考と、思考を出力した発言、文章、数式にだけ発生する


(全否定/全肯定)によって矛盾が起こる 
(部分否定/部分肯定)によって対立が起こる

(全否定/全肯定)の語
全て、必ず、絶対、いつでも、どこでも、誰でも、何でも、どうやっても

(部分否定/部分肯定)の語
いくつか、ある程度、ほとんど、ほぼ、いくらか
いつかは、どこかは、誰かは、何にかは、どうやってかは

(ある/ない)
(する/しない)
(なる/ならない)
以上の語はほとんどのばあい(部分否定/部分肯定)の意味で使われる




判断とは何か?
判断=真か偽か決める
判断力=真か偽か決める能力
判断力が高い=真か偽かを決めた時、その正解率が高い

判断するには基準と方法が必要

ある情報を正しいか間違いか判断するにあたって、その情報が単純か複雑化によって、判断の仕方が変わる
単純な情報であれば、正しいか間違いかで判断して良い
だが、複雑な情報を正しいか間違いかで判断するのは間違い
複雑な情報は、全て正しい、全て間違い、正しい部分も間違ってる部分もある、の三つに分けて判断すべき
あるいは複雑な情報は、まず分割して単純な情報にしてから正しいか間違いか判断すべき

複雑な情報であれば○×△?の4つに分けて判断すべき
○=正しい、存在する、全肯定
×=間違い、存在しない、全否定
△=正しい部分もあれば間違ってる部分もある、部分否定、部分肯定
?=不明、分からない

よくある間違った判断の仕方として、宗教がある

例えば宗教は正しいか間違いか、で判断することは間違い
なぜなら宗教は複雑な情報だから
宗教と言う情報を分割すると、次のようになる
例えば、キリスト教、仏教、イスラム教、神道新興宗教など
このように分割して、キリスト教は正しいか間違いか、仏教は正しいか間違いか、イスラム教は正しいか間違いか、など
これをさらに分割して、キリスト教であれば
エスは神の子である、正しいか間違いか
エスは救世主である、正しいか間違いか
エスは人類の罪を贖うためにはり付けになった、正しいか間違いか
エスは水をワインに変えた、正しいか間違いか
エスは水を上を歩いた、正しいか間違いか
エスは病人を触っただけで治した、正しいか間違いか
など、このように情報を分割してから正しいか間違いかを判断する



基準とは何か?
基準には、絶対基準と相対基準の二つがある
絶対基準とは、あるかないか
相対基準とは、上か下か、多いか少ないか
例えば、甘い物が好きな人の場合、饅頭もケーキも好き
もしくは甘い物が嫌いな人の場合、饅頭もケーキも嫌い。これが絶対基準
あるいは、饅頭よりケーキが好きな人の場合、饅頭はケーキほど好きではない。これが相対基準

絶対基準は、0基準と完全基準
相対基準は、中心基準、平均基準、恣意的基準

0基準とは、なにも無い状態を基準に「1」でもあればそれで良しとする基準
完全基準とは100点満点の時、100あれば良くて、それより1でも少なかったら、それでダメと見る基準

中心基準とは、100点満点の時、その中心の50を基準とすること
平均基準は、平均点を基準とすること
恣意的基準とは、1~49、51~99のどれかを基準とすること



評価とは何か?
評価=価値をはかる
「評価」と言う言葉の間違った使い方として「評価する」がある
評価とは価値をはかることなので「評価する」は「これから価値をはかります」の意味となる
だが現在では「評価する」は「高い価値があると見積もる」の意味で使われてる