何とは何か?

人は何かに対して疑問を持った時、なぜこれはこうなるんだろう?などと疑問を持つ
だが、あらゆる疑問を突き詰めていくと、ある疑問に行き当たる
それは「何?」
例えば「なぜだろう?」と思っても、そもそも「なぜ」の意味が分かってなければ答えはでない
故に「なぜ?」の問いは「なぜとは何か?」に行き着く
よって「なぜ」は根本的な問いではなく「何」が根本的な問いだと分かる
さらに「~は何?」の問いは、ある問いに辿り着く
それは「何とは何か?」と言う問いだ
「何とは何か?」こそがあらゆる問いの中で最も根本的な問いと言える

また「何とは何か?」程ではなくとも根本的な問いと言うのがある。それは次の通り
なぜとは何か?
なぜ、なぜと問うのか?
考えるとは何か?
思うとは何か?
分かるとは何か?
知るとは何か?
意味とは何か?
心とは何か?
言葉とは何か?
漢字の最小単位の意味は何か?
やまとことばの最小単位の意味は何か?
絶対に揺るがない真実は何がある?
真実を見つける方法を見つけるにはどうすればいい?



【何とは何か?】について考察する

バナナとは何か?
バナナとは、黄色くて太長い甘い果物
片手で持てるくらいの重さと大きさで、南国でとれる
種はなく、接ぎ木、挿し木で数を増やす
南国の暖かい地域が原産で、そこから輸送されて日本にくる
食料品店で数百円で売ってる
食べる時は手で皮を剝いて食べる
品種として台湾産のバナナ、フィリピン産のバナナなどがある

以上の情報を整理すると次のようになる
名前 バナナ
見つけ方、見分け方(色、形、大きさ)
色 黄
形 太長い
大きさ 片手で持てる
重さ 片手で持てる
作り方 接ぎ木、挿し木
手に入れる方法 南国からの輸送、食料品で数百円はらう
使い方(食べ方) 手で皮を剥く
使い道、目的 食べる
わかる 台湾バナナ、フィリピンバナナ
くくる 果物
仲間 林檎、蜜柑、葡萄、柿


車とは何か?
長い四角形をしており、車体、タイヤ、ガラス窓がついてる
エンジンと燃料で動く
ハンドル、アクセル、ブレーキで操作する
人間を中に乗せ、人間や荷物を高速で運ぶために使われる

以上の情報をまとめると次のようになる
形 長い四角形
大きさ 人間が中に入れる
動かし方 ハンドル、アクセル、ブレーキを使う
材料、部品 車体、タイヤ、窓ガラス、エンジン
目的 人間や荷物を高速で運ぶ


動物とは何か?
否定 植物
わかる 人、虫、魚、鳥、獣
くくる 生物


以上の情報をまとめると分かるように
「何」によって得られる情報は以下の通り

名前
それの意味
なぜあるのか、理由、原因(~からできた)
結果、予想
場所(どこ)
特定(どれ)
関係(同じ、わかる、くくる、なかま、否定)
人(所有者、肩書き)
見つけ方、見分け方
手に入れ方
作り方
使い方
使い道、目的、なんのため
材料、部品

これまで見てきたように「何」の問いによって、あらゆる情報が手に入る
そのあらゆると言うのは、例えば「何」以外にもあらゆる「問い」が存在する
例えば、いつ、どこで、誰が、なぜ、なんのため
いくつ、いくら、どうなる、どうやって、など
このような「何」以外のあらゆる問いによって得られる情報は、同じように「何」の問いによっても得ることができる
だが「何」によってのみ得られる情報が二つある
それは「名前」と「意味」
このように名前と意味、及びそれ以外の全ての問いによって得られる情報を得るための問い、それが「何」