二院制を一院制に変えるべき理由

現在の日本は、参議院衆議院の二院制だ。
だが、このように二院制という制度を続けるのは間違いだ。
できるだけ早く、二院制から一院制へと変えるべきだ。
なぜ二院制から一院制へと変えるべきか?その理由を説明する。

まず、二院制がなぜ生まれたのかについて、その理由を考えていく。
現在の二院制は、イギリスで生まれた。
なぜイギリスは二院制と言う制度を採用したのかと言うと、それはイギリスが階級社会だからだ。
イギリスでは、まず貴族のみが議員だった。
やがてそれから、貴族を上院議員とし、平民を下院議員とする二院制が生まれた。
このように、貴族と平民ではっきりと階級が分かれていたからこそ、イギリスでは二院制が生まれた。

そしてやがて、アメリカで独立革命が起こり、独立したアメリカは議会を制定した。
そのとき、一院制を採用してもよかったはずだが、アメリカは二院制を採用した。
どうやらこの時、アメリカの政治家達は、二院制の方が慎重な議論が行われると考えたようだ。

さて、現在世界では多くの国で議会が開かれ、そこで多くの国において二院制が採用されている。
なぜ二院制を採用したかと言うと、それはイギリスとアメリカが二院制だから、それをそっくりそのまま猿まねしただけだ。
実際、世界の国国で二院制を採用した国国は、イギリスやアメリカが、なぜ二院制を採用したのか、その理由を調べようともせず、ただ猿まねして二院制を採用しただけだ。
きちんとイギリスやアメリカの歴史を調べれていけば、多くの国では二院制など必要なく、一院制でよい、一院制の方が効率的に議会を運営していけると分かったはずだ。
それは日本でも同じ。
日本は階級社会ではなく、皆が平等な社会だ。
このような社会では、二院制などと言う制度は全くのムダでしかない。すみやかに日本の議会を一院制へと変えていくべきだ。

二院制にすると、慎重な議論が行われ、さらに上院が下院の間違った提案を監視することで、間違った政策が行われにくくなる、と主張する人がいる。
これは、イギリスのように階級によって上院と下院が分かれていれば、議論する人達の出自も意見も大きく変わるので、あてはまる。
だが、日本のように平等な社会においては、上院も下院も同質な人達で話し合われるので、ただ同じ事を二度議論するだけになり、別の視点から議論を見直す効果は期待できない。

二院制の議会では、議会の進行は非効率であり、必要な議事についてもまとまらず、重要な議案がいつまでたってもまとまらない。
日本のような国においては、二院制は時間とかねのムダでしかない。即刻一院制へと制度を変えていくべきだ。

もし日本が一院制となったら、国会議員の数は450人が最適。任期は5年が最適だ