古代天皇史

記録から削除された天皇がいる。
削除されたのは、男性天皇6人、女性天皇5人。
および開化天皇崇神天皇のあいだの17代(全員男性)

削除された女性天皇
綏靖天皇の後、在位26年
孝霊天皇の後、在位19年
景行天皇の後、在位15年
仲哀天皇の後、神功皇后、在位3年
雄略天皇の後、在位2年

卑弥呼とは、二人の女性天皇の記憶が一人の人物として伝わったもの。
その二人とは、孝霊天皇の後の女性天皇神功皇后のこと。

男性天皇6人が削除された理由は、婿養子だから。

削除された男性天皇
綏靖天皇の後の後、在位15年
孝昭天皇の後、在位7年
孝元天皇の後、在位11年
履中天皇の後、在位15年
天智天皇の後、在位4年
光仁天皇の後、在位7年


孝昭天皇孝安天皇孝霊天皇孝元天皇
孝霊天皇の後、孝昭天皇の後、孝元天皇の後)
これら孝の付いた天皇の代では、畿内にいたのが戦に負けて、九州にヤマト王朝が逃げ帰っていた。
懿徳天皇が亡くなる二年前に戦に負けて九州に逃げ返り、
開化天皇が即位二年後に東征し、三年かけて畿内を制圧した。



歴代天皇の即位の順番
神武天皇
生誕 皇暦前23年
即位 皇暦元年
死亡 皇暦15年
綏靖天皇
綏靖天皇の後、女性天皇
綏靖天皇の後の後、婿養子
安寧天皇
懿徳天皇
孝昭天皇
孝昭天皇の後、婿養子
孝安天皇
孝霊天皇
孝霊天皇の後、女性天皇
孝元天皇
孝元天皇の後、婿養子
開化天皇
生誕 皇暦133年
即位 皇暦154年
死亡 皇暦163年

ーーーこのあいだに、17人の天皇と、10人の偽天皇がいたーーー
(この時代、各部族が天皇の子孫を担ぎ出して争い、
戦に勝った部族の担いだ天皇の子孫が天皇の位につく時代が続いた。
この時代はあまりに混乱していたため、正しい記録が残っていない)

崇神天皇
生誕 皇暦633年
即位 皇暦653年
死亡 皇暦669年
(当時有力だった三つの部族が話し合って、崇神天皇の位に就いてくれるよう依頼した。
こうして武力に頼ることなく、崇神天皇の位についた。
これ以後、比較的天皇の位は安定する)

垂仁天皇
景行天皇
景行天皇の後、女性天皇
成務天皇
仲哀天皇
仲哀天皇の後、神功皇后
応神天皇
仁徳天皇
履中天皇
履中天皇の後、婿養子
反正天皇
允恭天皇
安康天皇

雄略天皇の後、女性天皇
清寧天皇

天智天皇の後、婿養子
弘文天皇

光仁天皇の後、婿養子
桓武天皇